SELinuxでは、このrootにセキュリティが一極集中することを避けて、rootにすべてのアクセス権限を許すのではなくて、HTTPやFTPといったプロセスごとにアクセス権限を設けることができます。
CentOSを初め多くのLinuxのディストリビューションではSELinuxはデフォルトで有効化されています。
SELinuxは必要か?
なぜなら、SELinuxの設計思想であるrootのパスワードが漏えいしても、システムに致命的な被害を与えないという発想は、現実的にはありえないと思うからです。
rootのパスワードが漏えいしたことが分かったら、サーバーの管理者が行うべきことは、まずパスワードが漏えいした原因を調べて、次に対策を立てて、rootのパスワードを変更して、システムを再起動すべきです。
むしろシステム管理者に取って困るのは、SELinuxが有効であると、ファイルアクセスに対して色々と制約を受けることです。
SELinuxを停止する
# vi /etc/selinux/config
... #SELINUX=enforcing SELINUX=disabled ... # reboot
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