音声コーデック
G.711
ISDN回線で通話を行う時の音声コーデックがG.711です。 アナログ回線でも交換機の間の通信は全てデジタル化されており,そこで使われているのがG.711です。 「G.711 = 従来の電話音声」と考えて間違いありません。 G.711にはμ-lawとA-lawという2つの方式が含まれており,日本の電話で使用されているのはμ-lawです。
μ-lawアルゴリズムはコンパンディングアルゴリズムの一種で、主に北アメリカと日本のデジタル通信システムに使われている
G.711は最も基本的な音声コーデックであり、ほとんどの機器やソフトウェアが対応している。ISDN上での伝送を実現するため1972年にITU-Tが標準化。日本や米国で利用されるμ-law(u-law)と主に欧州で利用されるa-lawの2種類が存在する。
ひかり電話はコーデックにG.711 μ-Lawを使ってるらしい
GSM
GSMは無料で使えますが、G.729aは特許のからみで有料です。
実際に使ってみると、GSMを使うことで3G回線経由でソフトフォンを使っても音質劣化は許容範囲だと思います(G.711だとちょっと辛い)。
しかし、G.729aを使ってみるとGSMとの違いはよく分かります。電話がつながった最初の2~3秒が不安定になる事(毎回ではなく、たまに)を除けば、音質は問題ないと言えます。非常に安定しており、音が途切れたり、妙なエコーが発生することもありません。
通話品質は、ご利用になる通信環境等に依存します。 Wi-Fi利用時には、環境によりますがGSM, G711等を推奨します。3G回線利用時には、GSM以下の必要帯域の小さなコーデックを推奨します。
GSMが13.0 kbpsと最もビットレート、PCMU(G.711 μ-law)は64 kbps、基本的にはビットレートが低い方がインターネット回線の負荷が低いので、遅延等が発生しにくくなると思います。その分、音声の明瞭さが失われているのでクリアな通話が出来なくなるという事でもあるのですが。
音声コーデック比較結果
テスト方法 Fusion-smartに電話する、音楽をスマホで再生して留守録する
光電話音質(wifi) G.722 > G.711 a-Law > G.711 u-Law > iLBC > GSM > G.729a
G-Call音質(wifi) G.711 a-Law > G.711 u-Law > GSM > G.729a
050plus音質(wifi) G.711 u-Law > G.729a
Fusion-smart 音質(wifi) G.722 > G.711 u-Law > iLBC > GSM
G-Call音質(3G) G.729a > GSM
050plus音質(3G) G.729a
Fusion-smart 音質(3G) iLBC > GSM
使用経験から現在の設定コーデック
光電話音質(wifi) G.711 u-Law
G-Call音質(wifi) G.711 u-Law
050plus音質(wifi) G.711 u-Law
Fusion-smart 音質(wifi) G.711 u-Law
G-Call音質(3G) G.729a
050plus音質(3G) G.729a
Fusion-smart 音質(3G) iLBC
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