max_size:バッファの長さ(ミリ秒単位)。デフォルトは200ミリ秒です。
resync_threshold:タイムスタンプの差がジッタバッファを再同期させるミリ秒単位の長さ。デフォルトは1000msです。
典型的なジッタ・バッファ構成は30mS〜50mSのサイズです。アダプティブジッタバッファの場合、最大サイズは100〜200mSに設定されます。ジッタ・バッファ・サイズが100mSを超えると、追加の遅延が発生すると 会話が困難になることがあります。
自分の環境ではwifiが70ms 4Gが50ms
jitterとは
asteriskの電話は一般インターネット回線内をパケット単位で通信される。
普通の電話網は専用回線を用いている。
なので通信状況が悪いとパケットの到着が順番がずれる場合が発生する、またパケットがロスする場合もある。
これらの問題により、音質が低下することがあります。ジッタ・バッファは、ジッタを最小限に抑えるために、パケットを順序付けるために使用される中間キューです。ジッタバッファを使用すると、潜在的に通話品質が向上します。
アスタリスクは固定と適応の2種類のジッタ処理バッファを実装しています。固定バッファは常に確立されたキューサイズを維持します。
適応バッファキューサイズは内部適応ロジックに基づいて増加または縮小します。
いつ使うか
パケットロスやパケットの順序が乱れるなどのネットワーク上の問題がある場合は、ジッタバッファを使用することをお勧めします。
パケット順番が違った場合はアスタリスクジッタバッファは、パケットを正しい順序でバッファに挿入する。
これらのパケットは、正しい順序に変更されてアスタリスクコアに渡され、オーディオの連続再生が保証されます。
パケットロスの場合、ジッタバッファは失われたフレームを「補間」します。この「補間された」フレームはアスタリスクコアに渡され、個々のコーデック(プログラムされたもの)はパケットロスの隠蔽または訂正を試みることができます。
jitterの弱点
ジッタバッファをプロセスに注入することは、残念なことに負の副作用をもたらす。バッファリングが導入されると、遅延も発生します。大きな遅延がコール品質に影響を与える可能性があるため、ジッタバッファを適切に設定することが重要です。固定バッファは、常に設定遅延を維持します。
ジッタが一定の場合はこれで良いが変動する場合はダメである。
ジッタを小さいほうが遅延が少ない、なので小さいジッタで音質が確保される方が良い。
なので通常適応ジッタバッファを用いる。
freepbxの設定値
Jitter Buffer Max Size: ジッタキューの大きさを指定する、大きいと遅延が発生しやすい。
Jitter Buffer Resync Threshold: パケットにはタイムスタンプが付いている、この順序の乱れをとるためにこの時間で集まったパケットの乱れを修正する。
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